「珠せいろ」のムシしちゃいやよ牡蠣ストーリー vol.09
◎ウソだった!?「武田信玄は牡蠣好き」の真相!!
牡蠣は大昔から「精のつく食品」として知られて、古今東西多くの英雄たちに好まれてきました。
「鉄血宰相」と恐れられたドイツ帝国の首相ビスマルク(1815-1898)は、一度に175個平らげたという記録があります。
また、あのナポレオン(1769-1821)は、戦場でも三度の食事に必ず牡蠣を食べ、フランス沿岸の天然牡蠣を食べ尽くしたと言われるほどです。
日本でいえば、武田信玄(1521-1573)。大の牡蠣好きで知られています。織田信長も恐れ、後で江戸幕府を開く徳川家康も勝てなかったという、戦国時代最強の信玄。彼もナポレオン同様、栄養豊富で貴重なタンパク源であり、消化も良い牡蠣を兵士の食料として活用したのでしょうね。
でも、あれ? 何かヘン……。腑に落ちません。
身近に海があったナポレオンならともかく、信玄の拠点は甲斐の国。山梨県です。山梨といえば「海無し県」。海無しどころが、険しい山間部です。
ちなみに「敵に塩を送る」というコトワザが生まれたのも、ここ甲斐。周囲の敵対している国々から街道封鎖を受けて、領内に塩(塩=命の綱)が入らなくなった信玄に、越後(現在の新潟)にいるライバル・上杉謙信が塩を送ったという逸話から生まれた言葉です。
全国的な物流網などなかった戦国時代。塩も入手しづらかった山国で、牡蠣を食べる機会があったとは考えられません。
「渋柿は渋柿なりに、甘柿は甘柿なりに食べることができる。人も同じようなものだ」という言葉を残した信玄。ひょっとすると、「柿好き」が、海へのあこがれが強すぎる県民性ゆえ、いつのまにか「牡蠣好き」に化けてしまったのかも。
なにせ山梨は、全国で一番お寿司屋さんが多いお国柄(10万人当たりのお寿司屋さんの店舗数)。海や海産物への憧れはどこよりも強いことで知られているのですから。
さて、山梨の名物といえば「ほうとう」。
ほうとうは信玄も愛した甲斐の郷土食で、野菜や山菜キノコの味噌鍋に太めのウドンを入れて煮込んだものです。
冬の寒さ厳しい時期には「あの信玄も愛した」というキャッチコピーで「牡蠣ほうとう」を名物にするお店もチラホラ。
この牡蠣ほうとう、冬はもちろん、これからの季節にもおすすめです。
そこで、旬の牡蠣の美味しさと栄養を一年中堪能できる、新時代の蒸しかき「珠せいろ」。珠せいろを使えば、いつでも絶品の牡蠣ほうとうを楽しめます。
汗を拭きながら頬張れば、体中に牡蠣のパワーがみなぎります。
450年前にタイムスリップして信玄公に献上したい美味しさです。
珠せいろを使った牡蠣のほうとう
ほうとうは「うどん」というよりは「シチュー」。
煮込むほど美味しくなります。
すでに火が通っている「珠せいろ」は半解凍してトッピング。ひと煮立ちしたら完成です!!