播磨灘のカキ養殖

美しい海は、元気な海。
すこやかな牡蠣が育ちます

harimanada

播磨灘の位置

播磨灘とは瀬戸内海東部地区の海域をいいます。

兵庫県南西部(旧播磨国)の南側に位置し、東は淡路島、西は小豆島、南は四国で区切られ、西北部に家島諸島があります。

東西約50km、南北70km、水深は40m前後ですが、海峡部では100mを超えるところもあり、播磨五川と称される加古川、市川、夢前川、揖保川、千種川が流れ込んでいます。また、近畿地方から中国、四国、九州方面への航路でもあります。

「海のミルク」のミルク、
それは

森からやってきます。

「かきは森が育てる」という言葉をご存知でしょうか。森林と海の生物。かけはなれた両者の縁を不思議に思われるかもしれませんが、謎を解くカギは、かきのエサにあるのです。

それは、海中の植物プランクトン。海の食物連鎖の底辺を支える、この微小な有機生物がたえず増え続けるためには、森の腐葉土を通ってきた、清冽で栄養豊富な河川水が欠かせません。瀬戸内海東部に位置する播磨灘の場合、名水百選の千種川と、そうめんで有名な揖保川などが流れ込んできます。

上流には「氷ノ山後山那岐山国定公園」がそびえています。全国6位の面積を誇るこの国定公園は「母なる大地」とも呼ばれ、腐葉土の元になるブナやナラ、トチ、ミズキといった広葉樹の原生林が雄大に広がっています。この母なる大地に染み込んだ水は、絶好の潮流と地形のおかげで、外洋に流れ出てしまうことが少なくて済みます。

このため、エサが豊富な播磨灘のかきは、他の産地が2〜3年かかるのに対して、1年で成長、出荷できるのです。手付かずの海と川、そして森。3つの好条件がそろって初めて、播磨灘の一年珠かきは誕生します。

かきは「美容と健康」栄養食品の王様

肝臓の働きを良くし、ストレスやアルコールによるダメージに強い体を作るグリコーゲン、コレステロールを減少させ血圧を正常に保つタウリン、またタンパク質の合成や精力増強に役立つ亜鉛は含有量食品の中でもトップクラス。肌荒れにも良いと言われています。カキはこれらの栄養素がたっぷりと含まれているほか、なんと18種類ものアミノ酸やカルシウムなどのビタミンやミネラル、美容と健康にうれしい栄養素がバランスよく含まれています。これらの栄養素が凝縮され、宝石のような一粒が生まれます。

カキが、まさに“海のミルク”と呼ばれる所以です。

process
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播磨灘の
牡蠣養殖のプロセス

垂下から出荷まで、
地元海域だけで完結できる播磨灘で、
今年も大きくカキが育っています。

1

垂下 春〜夏

種ガキの付いた貝殻をロープに取り付け、
湾内のいかだに吊るします。

2

沖出し 9〜10月

いかだを栄養豊富な沖合に出し、
カキを一気に太らせます。

3

収穫 11〜5月

クレーンが付いた船でいかだからカキを水揚げします。収穫したカキは加工場で一つ一つ手作業でむき身にしていきます。

4

出荷

むき身や蒸しかきに加工し、
出荷・販売します。

カキを毎日食卓に
珠せいろ簡単レシピ

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